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ビジネス英語での自己紹介

英語のビジネスシーンでの自己紹介はとてもシンプル。話す内容は毎回ほぼ同じです。その中で不適切な表現や使わない表現があるので、それを理解してしまえば、バカの1つ覚えで対処できてしまいます。

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たった3ステップの自己紹介で十分!

Hi, I am Taro Yamada.

どうも、私は山田太郎です。

Please call me Taro.

太郎と呼んでください。

(handshake)

握手

解説
まずは相手に「Hi」と声をかけます。この「Hi」は「やあ」という意味ではなく、ビジネスのシーンでは「どうも」や「こんにちは」と解釈しましょう。くだけた表現というわけではなく、ビジネスのシーンにおいては誰に対してでも使える便利な表現です。

 

「Hi」に続いて、自分の名前を名乗ります。このとき使う表現は「I am XX.」です。これと同じ意味の表現で「My name is XX.」という表現もありますが、ビジネスシーンでは使いません。理由としては幼稚なニュアンスのある表現だからです。いつも「I am XX.」を使い、それに続けて自分の会社名や部署名などを述べます。具体的な表現の仕方についてはこのページで紹介しています。

 

そして、英語でのビジネスシーンで欠かせないのが「handshake」、すなわち「握手」です。相手の目を見て、軽く手を合わせるように握手をしましょう。力をこめすぎず、長すぎず、一般的な感覚で握手をすれば問題ありません。

 

自己紹介だからといって、わざわざ以下のような表現を用いて「自己紹介をします」なんて宣言をする必要はありません。これは日本語でも同じことです。

 

Let me introduce myself.

I would like to introduce myself.

 

また、英語のビジネスシーンの自己紹介で、年齢や家族構成などについて話すことは一般的ではありません。こういった理由からも、ここで説明したシンプルな表現のみを使いこなせるようになれば十分です。

自己紹介でよく使うフレーズ<丸暗記推奨>

自分の名前や会社名などを名乗る

I'm Taro Yamada in sales.

私は営業部の山田太郎です。

解説
自分が所属する部署は、名前に続いて「in 部署名」と表現します。

I’m Taro Yamada from XYZ Corporation.

私はXYZ社の山田太郎です。

I’m Taro Yamada with XYZ Corporation.

私はXYZ社の山田太郎です。

解説
自分の会社名を表す前置詞はfrom?それともwith?という質問をよくいただきますが、どちらを使うかは状況によります。まず「from」について説明すれば、「動き」が感じられる場合は「from」を使います。たとえば上の例文では、会社から出てどこかで人を会ったシーンなど、「私はXYZ社から来た」という「動き」がある場合は「from XYZ Corporation」と言うのが正解です。逆に「私はこの会社に5年間勤めています」というように「動き」がない場合は「with XYZ Corporation」のように「with」を前置詞にします。

I’m working in accounting.

私は経理部で働いています。

I’m a software engineer.

私はソフトウエアのエンジニアです。

I’m in charge of marketing.

私はマーケティングを担当しています。

I'm responsible for this project.

私はこのプロジェクトの責任者です。

解説
「be responsible for ~」で「~の責任がある、~の責任者である」という意味になります。英語のビジネスシーンでの自己紹介では、「私は課長です。」のように役職を伝えることよりも、「私は会計を担当しています。」「私はこのプロジェクトの責任者です。」のように仕事への関わり方を伝えることが一般的です。

名前の呼び方を相手に伝える

Please call me Yamada.

太郎と呼んでください。

解説
これがもっとも簡単でベタな表現です。これだけ覚えれば十分です。これは日常英会話での話になりますが、英語では日本人の名前を呼ぶときはファーストネームで呼びます。山田太郎なら「太郎」です。しかし、ビジネス英語のシーンではファーストネームではなくラストネーム(名字)で呼ぶことが一般的です。つまり、「Mr. Yamada」や「Ms. Yamada」というように相手を呼びます。「Please call me Yamada.」というように「ヤマダと呼んで」と言われても「Mr.」や「Ms.」を付けます。これはマナーです。同僚など気心知れた仲間の場合は「Taro」というようにファーストネームで呼び合っても問題ありません。ただし、お客様や目上の人が周りいない場合に限ります。

You can call me whatever you like.

お好きなように呼んでください。

解説
これも使う表現ですが、こちらから呼び名を指定してあげた方が親切だと思います。日本人の名前は外国人にとって分かりづらいので。

You may call me Yamada-San.

山田さんと呼んでいいよ。

解説
これはかなり上から目線の表現になってしまうので使わない、もしくは上司が部下に対して使うという感じです。「Yamada-San」というように「~さん」と表現しましたが、これは日本語でも世界中で認識されている表現なので通じます。

相手の名前の呼び方を尋ねる

自己紹介ではありませんが、自分の名前の呼び方とセットで、相手の名前の呼び方を尋ねるフレーズも紹介しておきます。

 

May I have your name, please?

お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか。

解説
このフレーズのみ覚えて使えるようになれば十分です。「May I ~?」を使った「~してもよろしいですか?」という丁寧な表現のため、誰に対して、どのシーンで使っても良い印象となるフレーズです。ちなみに「What is your name?」というお馴染みの表現は、丁寧なニュアンスがなく、幼稚なニュアンスのある表現のため、ビジネスのシーンでは使いません。

May I have your name, sir?

お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか。

May I ask your name, please?

お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか。

Could I have your name, please?

お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか。

解説
「May I ~?」の代わりに「Could I ~?」もよく使います。「May I ~?」と比較して、「Could I ~?」の方が少し丁寧度が低くなります。

What should I call you?

お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか。

勤続年数や異動状況などを伝える

I am a new employee.

私は新入社員です。

I've been with this company for five years.

私はこの会社で働いて5年になります。

解説
上でも解説したとおり、「動き」を感じられないシーンで会社名を表す前置詞は「with」です。また、ビジネス英語(アメリカ)における数字表記では、1桁の数字はローマ字で表記します。

I started working here last year.

私は昨年からこの会社で働きはじめました。

I just started working in April.

私はこの4月から働きはじめました。

I came here from another job.

私は別の仕事からここに来ました。(私は中途採用です。)

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